招き猫
招き猫豪徳寺③
『日本郷土玩具辞典』(西沢笛畝著)で豪徳寺の古型招き猫を発見した年(1995年)の夏、子供の夏休みの「自由研究」の宿題に張子で招き猫を作らせることを考え付き、豪徳寺の招き猫の写真を見せ、「これを復元してみよう」と仕向けました。当時9歳だった娘は素直に「父親思い」を発揮してくれました。
油粘土で猫を作り、外側を和紙で塗り重ね、乾かし、中の粘土を抜き取り、塞ぎ、絵を描きました。(そのノウハウは、岩手県の六原張子の沢藤範次郎氏から御教示を頂いた賜物でした)
出来上がったのがこの猫です。これを見てから、私が復元しようという気が無くなった・・・・。という弁解が成立かもしれません。
という訳で、今も娘の勉強机横でこの『招き猫』が福を招いてくれています。
(もしも要らないとでも言ったら、すぐに貰おうと思っている私が居ます)
招き猫
招き猫豪徳寺②
招き猫豪徳寺①で、私の復元した招き猫だけを紹介しましたが、肝心な『日本郷土玩具辞典』に掲載されていた写真を紹介し忘れていました。似せて作ったつもりですがいかがでしょうか。
本の発行が1964年となっており、白黒写真でしたので色が判らず、「こんな色だったのでは・・・」と、とりあえずの着色でした。台座部分も謎の部分が多かったので省いての制作となっています。なんとしても、実物を見て訂正したいと思っていますので、どなたかの情報をお待ちしています。
(写真は、『日本郷土玩具辞典』に掲載の「豪徳寺の招福猫」)
招き猫
招き猫豪徳寺①
今年の春、めでたく豪徳寺の招き猫の古型の復元が完成しました。思い立ったのが1995年以前ですから、少なくとも13年以上前からの想いがやっと実現したわけになります。(言い換えれば、13年間なにもしなかった事にもなるわけですが。)
そのきっかけは、『日本郷土玩具辞典』(岩崎美術社刊 西沢笛畝著)という本の中に「豪徳寺の招福猫」と書かれた一枚の写真を見つけた事に始まります。
そのちょっととぼけた愛嬌ある姿は、私が子供の頃から見ていた現在の「豪徳寺の招き猫」とは余りにも違っており、この「招き猫」を見てみたい。この「招き猫」を復元させたい・・・。という気持ちが頭をもたげて来たわけです。
概略はこのような話ですが、まだまだ判らない事だらけですので、昔の「豪徳寺」「招き猫」の情報を頂きたく、記憶の薄くなった思い出をたどりたいと思っています。
金唐革紙=金革紙 について
金唐革紙=金革紙=について
「大人の工作教室」の中に記載されている『金唐革紙』について。
江戸時代、南蛮貿易で西欧から『金唐革』なるものが伝えられました。革の表面を凹凸に加工する技術で絵模様を浮き上がらせ彩色をほどこしたもので、西欧の宮殿などに張られていたものでした。この南蛮渡来の貴重な品は「煙草入れ」などに加工され珍重された。紙の文化であった日本人は革を紙で代用、『擬革紙』とした。明治に入りロール版を開発、『金唐革紙』=金革紙=としてヨーロッパに逆輸出した。近年、文化財修復でこの金唐革紙が復元され「岩崎邸」等で展示紹介されている。
実は、私の曽祖父が明治の初めにこの『金唐革紙』を製造・輸出していたとの事で、子供の頃の私の部屋の襖は金唐革紙でした。「版木」も残っているので何とか再現出来ないか・・・・とずっと考えていたものだったのです。
と云う事で、父から伝え聞いている製造方法の知識をたよりにその再現を試みてみました。私が木版画家になっていたというのも何かの縁だったのでしょうか。再現を試みているうちに、金唐革紙の技法を生かした『版画作品』を考えるようになりました。そうして出来上がったのが「箔」と「エンボス効果」を生かした作品です。元々が、浮世絵の「空摺り」という技法を『金唐革紙』の製造に応用した訳なのですから。
「趣味の会」「大人の工作教室」
「趣味の会」「大人の工作教室」
実は「趣味を幅広く楽しむ大人の工作教室」(仮称)という教室をやっています。
キャッチコピーは
趣味を幅広く楽しんでみませんか。
特別な道具やノウハウが無いと出来ないと思っていませんか。意外と身近で挑戦、楽しめます。生活に根ざした「美術・工芸」を目指したいと思います。
となっています。
どんな事をするかというと・・・今年の予定は、下記のようになっています。
1月・・・【オルゴール箱】を作る。他に無い【万華鏡】を作る
2月・・・【張子】で昔の「豪徳寺の招き猫」を再現する
3月・・・【彫金】七宝の台座作り・表札など
4月・・・【七宝】ブローチを作る
5月・・・【金唐革紙】の再現を試みる
6月・・・【更紗】Tシャツに模様を染める
7月・・・【走馬灯】を作る
8月・・・【ステンドグラス】(ガラスに絵を描く)
9月・・・【ビーズ玉】ネックレスを作る
10月・・【からくり玩具】弁慶牛若を作る
11月・・【カード】版画制作
12月・・【和凧】(六角凧)(ミニ凧)
一寸面白いでしょう。実際、教えるという感覚でなく、自分が作って楽しんでいる・・・というのが実情です。
宣伝不足で人数が少ないので、今、受講生を募集していいます。興味のある方はお問い合わせ下さい。