「こけし」の本


著者本 紹介⑤

私のきっからぼっこ

制作  伊藤 卓美

○木版手摺り  限定120部

○発行日    1985年7月26日

○発行者   伊藤 卓美

○サイズ      175x135x10 mm

私が高校生の頃、母は私達子供3人に「彼女が居ないようなので可哀想だから」と言ってお土産に『こけし』を買ってきた。母は、田舎(宮城県登米町)からの帰りに温泉に寄って来たようで一寸後ろめたさがあったのかも知れない。それが始まりで、我が家は東北に旅行した帰りは皆こけしを買って来るようになり、一目見て何処系統の誰の作かも分かるようになっていた。無地の木を見つけ、自分で顔を描きとぼけてこけしの中に紛れ込ませたりして遊んだりもした。一寸分かるようになるとすぐに解説したがる様に、・・・という気があったのか、当然のように『本』をも考えた。

自作の限定本がどうして何冊も出来たかと言うと、それには一石二丁の原理があった。一冊の本を作るのには大変な労力が必要だが、別の企画で作った版を利用して、『本』に仕立てれば容易に出来た。今回は、年賀状・暑中見舞いを『こけしシリーズ』で制作(約6年)、個展会場で葉書5枚セットで販売、まとめての『本』と、一石三丁となった。

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