招き猫豪徳寺⑩

江戸時代の「招き猫」看板

「招き猫」の歴史研究の文章を読むと、招き猫に関する資料に「江戸時代」の物が残っていないとあった。あっても幕末では・・・・というのが現在の見解のようです。

大森貝塚を発見した「モース」の本を見ていたら、ピーボディー博物館の関係者から貰った『KANBAN』 という本に招き猫の看板が掲載されているのを発見しました。 =写真参照=

MANEKI NEKO (Beckoning Cat)

25,5x18cm

Edo period

Polychromed wood

MANEKI KANBAN

解説文が英文なのでよく解らないのですが、『金猫銀猫』・『おつま八郎兵衛』の話が書かれているらしいことは解りました。福助・おかめと同じく、店の入り口に置く『カンバン』ということで、関連ありそうな話を学芸員が解説に書いたのか、何かの確証あっての文章なのかは解りません。

「江戸」と何処で解ったのでしょうか。

白黒写真なので「色」が解りませんが、三毛猫で、顔は明らかに伏見系の狐顔ではなく、どちらかといったら「古い獅子顔」でしょうか。カラー写真で見てみたいと思いますが、どうやらモース収集のセーラムの博物館収蔵のものではないようです。