夏は来ぬ (日本の歌故郷の歌かるた より

(34) 夏は来ぬ      【唱歌】  明治29年  佐々木信綱作詞  小山作之助作曲

    卯の花の 匂う垣根に(時鳥 早も来鳴きて

卯の花・時鳥・田植・蛍・くいな・梅雨と、色々な夏が歌われている。一番は万葉集の要素が、二番は平安時代の「栄華物語」、三番が蛍の光の「蛍雪の功」を踏まえていると言われる。「うのはな」が空木(うつぎ)の花であった事を大人になって知った。6月の初めに陣馬山の方にハイキングにいったら、いつも見ていた「空木」と違う空木が沢山咲いていた。ユキノシタ科・スイカズラ科・フジウツギ科・バラ科など、どうやらいろいろな空木があるらしい。アジサイ系の「ノリウツギ」が、和紙を漉く時の糊に使っていた事は知っていたが、今回のウツギは、また新しい発見だった。

 

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