伊藤卓美 年賀状作品について(3)

年賀状版画作品について(3)

小学時代の私は、世間でよく言われる“落ち着きのない”子供でした。こまねいた先生は、学級委員長の生徒と並ばせ(二人席だった)、しかも私達の為だけに一列を増設した(4列を5列に)。(その前は、余りに後ろを振り返るので、「初めから後ろ向きに席を作ったら・・・」とも言われたことが)そんな元気な卓美君はよく机をキャンバスに工作の授業をしていた。(宮澤賢治でさえ、机に富士山を彫ったと言われているから、卓美君なんてごく普通の子供です。)消しゴムは格好の素材でした。高校になってから、その頃の“力作”が、小6理科の教科書の裏表紙に押されていたのを発見!保存してありました。なんと、よく見ると、現在使っている自作の印と余り変わっていないのです。