東京江戸百景(12) 佐賀町の力持ち

東京江戸百景(12) 『 佐賀町の力持ち 』

 

大名の藩米を扱っていた蔵前の札差の米倉が深川の佐賀町の川沿いに立ち並んでいた頃、そこの荷役人達が力自慢・余興などに俵を持ちあげて見せて楽しんでいたと云う。力持ちでないと男でなかった時代だ。現に江戸時代には重い石を持ち上げる力自慢大会が流行ったという「力石」が多くの神社に奉納されている。そう云えば、ペリー来航の時、関取に俵を持ちあげさせて驚かそうとしたと云う話を聞いた事がある。

 

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