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挨拶

「宮澤賢治」や「民俗芸能」には、和太鼓の響きのような胸の奥をゆさぶる・民笛の音色のように心を和ませてくれる何かがあります。これらは自然と人間の一体感の中から生まれた感謝の気持、喜びや安らぎではないかと思っています。私は、これらの魅力・感動を何かの形で自分の中に残せないか・・・という気持ちを原点に木版画を制作してきました。ほんの少しでも伝わった方が居りましたら嬉しい限りです。

Matsuri

民俗芸能の世界

豊作の祝いのお祭りからは喜び・感動が、お盆の行事では祖先への供養の気持ちから、多くのすばらしい郷土芸能が生まれ、伝わって来ています。はやり(流行)ものでないこれらの普遍的な「文化」を私なりの目で伝えたい・・・という『ライフワーク』になっています。

Miyazawa Kenji

宮沢賢治の世界

「私たちは氷砂糖をほしいくらい持たないでも、きれいにすきとほった風をたべ、もも色のうつくしい朝の日光をのむことが出来ます」と、賢治は自作の童話がすきとほった本当のたべものになる事を願っていました。私の作品もそんなたべもののほんの1かけらにでもならないかと願って制作しています。

Flowers

花

野の花が好きで小品を気が向くままに作っていたら『かるた』になるほど貯まっていました。

Landscapes

風景・その他

旅をした時の日記がわりの写生から、旅の思い出の作品群が生まれました。
道端の半分風化した石仏から、人々の篤い信仰心が伝わってきました。やはり、有名な仏師のではない、素朴なのが好きです。

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