招き猫
今年の春、めでたく豪徳寺の招き猫の古型の復元が完成しました。思い立ったのが1995年以前ですから、少なくとも13年以上前からの想いがやっと実現したわけになります。(言い換えれば、13年間なにもしなかった事にもなるわけですが。)
そのきっかけは、『日本郷土玩具辞典』(岩崎美術社刊 西沢笛畝著)という本の中に「豪徳寺の招福猫」と書かれた一枚の写真を見つけた事に始まります。
そのちょっととぼけた愛嬌ある姿は、私が子供の頃から見ていた現在の「豪徳寺の招き猫」とは余りにも違っており、この「招き猫」を見てみたい。この「招き猫」を復元させたい・・・。という気持ちが頭をもたげて来たわけです。
概略はこのような話ですが、まだまだ判らない事だらけですので、昔の「豪徳寺」「招き猫」の情報を頂きたく、記憶の薄くなった思い出をたどりたいと思っています。