招き猫
招き猫豪徳寺③
『日本郷土玩具辞典』(西沢笛畝著)で豪徳寺の古型招き猫を発見した年(1995年)の夏、子供の夏休みの「自由研究」の宿題に張子で招き猫を作らせることを考え付き、豪徳寺の招き猫の写真を見せ、「これを復元してみよう」と仕向けました。当時9歳だった娘は素直に「父親思い」を発揮してくれました。
油粘土で猫を作り、外側を和紙で塗り重ね、乾かし、中の粘土を抜き取り、塞ぎ、絵を描きました。(そのノウハウは、岩手県の六原張子の沢藤範次郎氏から御教示を頂いた賜物でした)
出来上がったのがこの猫です。これを見てから、私が復元しようという気が無くなった・・・・。という弁解が成立かもしれません。
という訳で、今も娘の勉強机横でこの『招き猫』が福を招いてくれています。
(もしも要らないとでも言ったら、すぐに貰おうと思っている私が居ます)