無形文化遺産UNESCO Masterpieces of the Oral and Intangible Heritage of Humanity「民俗芸能」の世界
無形文化遺産( UNESCO Masterpieces of the Oral and Intangible Heritage of Humanity )「民俗芸能」の世界
伊藤卓美木版画展
相模原市橋本「Gallery Platto」
2009年5月7日(木)~18日(木)
11:00~19:00 (火・水曜日休廊)
民俗芸能は、それが無形である為、伝承・保存等が非常に難しい文化財です。文化庁はその為「重要無形文化財」として指定制度を作り、その伝承・記録などに力を注いでいます。とは言っても、外形だけ残しても魂が抜けてしまったら意味ありません。例えば、「神様への奉納」から「人に見せるもの」へと意識が変わってしまえば踊りも変わってしまうからです。変わってはいけないというものではなく、時代時代で変化して行くものなので、その「保存」は難しいものです。
この度、「ユネスコ世界無形文化遺産」( UNESCO Masterpieces of the Oral and Intangible Heritage of Humanity) が制定され、日本の色々な民俗芸能が登録されるというニュースを知り、少しは良い方向に向かうのではと期待しています。
今回展は、‘版画の形で記録・保存を’との思いからライフワークとして制作して来た早池峰神楽・大日堂舞楽・アイヌの古式舞踊・秋保の田植踊り・綾子舞等々の作品から2~30点を展示致します。この所忘れ去られ気味な民俗芸能に目を向けて戴ける一助になればと思っています。