版画 陸中山田の「関口剣舞」
作品紹介⑨
9月の秋祭りの季節に三陸沿岸を北上、陸中山田の街中を通過中、祭りの行列に出会った。予定外の遭遇に、あわてて車を止め、行列の後ろを付いて歩いた。
案の定、先頭の神輿は船に乗り旅立たれたが、私が見たかったのは、神輿を見送った「鹿踊」「剣舞」等の芸能が、港で演ずる事であった。
この「関口剣舞」は、県南沿岸の剣舞が、鎧・面を付けての衣装に対し、県北沿岸のが鎧に「面」を付けないと聞いていたのでこの初対面は嬉しかった。
防波堤の記憶がないので、今回の東日本大震災では全滅では・・・と思うと、街中を踊りながら行進していた姿をつい思い出してしまう。「絵画」的には弱いかもしれないが私のイメージはこれだった。
作品は『陸中山田 関口剣舞』