木版画 作品紹介 28荒城の月
荒城の月 【歌曲】 (7) 明治34年 土井晩翠 作詩 滝廉太郎 作曲
春高楼の 花の宴(巡る盃 かげさして
明治34年中学校唱歌の懸賞応募作品として『滝廉太郎』が作曲した。詩は東京音楽学校が土井に懸賞応募用テキストとして依頼したもの。会津の鶴ヶ岡城だと言う話や、土井は仙台の青葉城を、滝は竹田の岡城をイメージしたとも言われている。
高校の修学旅行で、バスで別府から阿蘇に向かう途中、竹田の城壁を右手に見た思い出が有り、一度ゆっくり行って見たいと思っていた。(恐ろしい事に半世紀前の思い出になろうとしていた。)昨年、大分で個展の話が有り、念願の古城に行く事が出来た。かなりの山城で石垣だけだったが、それはすばらしく、今迄見た城の中でのNO1だった。今更行ったって・・・・と、気持ちが年寄りになっていた自分が恥ずかしくなった。もう一度行き作品にしたいと思っている。