伊藤悌三遺作展=風景を描く= のお知らせ

前回、伊藤悌三生誕110年を記念に、‟女性を描く”として、女性像の作品を展示しました(裸婦意外)。

今回は、「風景作品」を展示致します。「人物画」作家と思われますが、風景・花の作品もかなり描いていました。昔は中々「裸婦」を買ってくれる人がいなかったので、生活の為?の制作だったのかもしれません。手元に残っている作品は少なく、ネットにもほとんど出て来ません。やはり飾りやすい画材だからでしょうか。山を描く絵描き仲間が作った「山岳画家協会」?に入れと勧誘されたとき、私は「山麓画家」だからと遠慮したという話を聞いた事がありました。日本全国の山を結構描いていたようで、絵を描きに行っては、温泉に浸かって美味しい料理を食べていた様です。(家族からすると、けしからん話です)

改めて風景作品を見てみると、私の版画が、かなり影響を受けている事が分かる気がしてしています。毎日見ていて育ったのですから。

= 風景を描く =

伊藤悌三 遺作展

2019年5月17日(金)~26日(日)

10:00~17:00 (22日は休廊 最終日は16:00迄)

所:神奈川県相模原市緑区橋本6-27-1 ぎゃらりープラット

5月17・19・26日は会場に行くつもりです。

■伊藤悌三略歴:1907年(明40)東京浅草生。(昭2)岡田三郎助氏に師事。(昭8)帝展初入選(以後連続入選)。(昭9)東京美術学校油画科卒業。(昭16)文展第一回岡田賞。(昭18)佐分利賞。文展無鑑査。(昭18.9)天覧画制作のため陸軍より南方各地に派遣。(昭27)日展・光風会・新樹会を退き、以後無所属作家として個展で発表。(平10)逝去90歳