豪徳寺の『まねき猫』⑦ 郷土玩具“招き猫”

豪徳寺の『まねき猫』  ⑦郷土玩具“招き猫”

私が「郷土玩具」に興味を持ち始めた時、私の中の招き猫に「豪徳寺」は無く、コレクター著による本を見ても、「豪徳寺」は入っていなかった。ある時、「日本郷土玩具辞典」(西澤笛畝著1964刊)の中で“豪徳寺の招福猫”の写真を発見、こんなにいい招き猫の“郷土玩具”が地元にあったという事実に驚き、本物を見てみたい・皆にも知ってもらいたいという願望が生まれた。

豪徳寺に出向き、返納された招き猫の中に無いだろうかと、探していて気がついたことは、返納「招き猫」の中に他所の「招き猫」が沢山混ざっていたことだった。多分、“針供養”のように“ご苦労さん”と納めていったのではと思う。「藤あさや」氏のブログ“招き猫@豪徳寺:わざなう(ココログ→招き猫&豪徳寺)に、その頃の楽しい画像が沢山あるので見ていただきたい。

でも、あそこは、寺務所で購入した猫を「奉納」する場所で、よそ者の返納の場所では無いようだ。すぐに“撤去”され豪徳寺のものだけになってしまっていた。(以前は奉納猫も含め、定期的にざっくり処分?されていたが、最近は寺の方針か、他所に負けまいとどんどん奉納の場所を広げているかのようだ。)

写真

(藤あさや氏のコメント:オレンジ隈取り+黒地に花模様の前掛けの招き猫はここ豪徳寺でも割と見かけるタイプなのですが、このジャンボサイズは初めて見ました。 2011.02.15 招き猫@豪徳寺 )

(藤あさや氏のコメント:すっきりしていた豪徳寺の招き猫奉納所。)

(藤あさや氏のコメント:釉薬のかけられた古そうな招き猫。形自体は豪徳寺タイプに近い気がするのですが、いつ頃流通していた物なのでしょうか。この黄ばんだ子と同じデザインで釉薬のないタイプが現行招き猫のひとつ前の世代だと思うのですが。)

 

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