しゃぼん玉 童謡唱歌歌留多より (34 

(19) しゃぼん玉    【童謡】    大正11年   野口雨情作詞   中山晋平作曲

しゃぼん玉とんだ(屋根まで飛んだ

雨情は生後間もない娘を亡くしている。その時の悲しみが、夭折した娘への切ない哀悼の思いとして「しゃぼん玉」が誕生した。幼な子を失った消えることの無い親の悲しみが、全詞を貫いて切ない。

私の子供の頃は、いかに膨らむ「しゃぼん玉」を作れるかがステータスだった。合成洗剤は未だ無かったので、石鹸に「松脂」を入れると良いなどの噂が有り真似したりした。今のようにきりなくしゃぼん玉が出て来るのは悔しいがつまらない。