ぞうさん 童謡唱歌かるたより (作品紹介38)
(23) ぞうさん 【童謡】 昭和27年 まどみちお作詞 團 伊玖磨 作曲
ぞうさんぞうさんおはながながいのね(そうよかあさんも ながいのよ
昭和26年、「まどみちお」が子供向けの本の編集をしていた時、「幼児向けの童謡を作って欲しい」との依頼を受け作られた詩。お鼻が長いのねとからかわれたのに対しお母さんと同じだからと胸を張っており、「自分自身がしっかりした気持ちを持ち個性を大事に」と、今の子に聞かせたい奥深い内容になっている。
私が5歳の時で、丁度時代が合う事になるが「インディーラ」「花子」の話は知っていたが、この歌は知らなかった。安田祥子・古賀さと子・松島トモ子・田畑典子・子鳩くるみ(一寸後)等の童謡歌手の時代で、「ぞうさん」は、もう少し後になるのでは・・・と思っている。
子供が小さい頃、家族で井の頭公園に行った事があり、そこで歳老いた象に出会った。ずっとゆれてるだけで、背中は苔が生えてるように思えるくらいで今にも老い先短く思えた。失礼になってしまうかもしれないが、私の版画の尊敬する先生にそっくりだった。何とその象こそ、「花子」だった。先生はすでに他界されているが、「花子」はまだ元気だと、最近テレビの番組でちらっと見た。相変わらず揺れているのだろうか。先生を思い出し涙が流れるのではと思うので、井の頭に行けないでいる。