蝶々 日本の歌故郷の歌かるた より(作品紹介
(29) 蝶々 【唱歌】 明治14年 野村秋足 作詞 スペイン民謡
蝶々 蝶々名の葉に止まれ(菜の葉にあいたら 桜に止まれ
アメリカ径由のドイツ民謡という説が有力視されている。一番が蝶で二番が雀、三番がとんぼで四番が燕で、現在歌われているのは一番だけのようだ。蝶々とは「紋白蝶」の事だろう。私のイメージでは紋白蝶はキャベツ畑で、菜の花の頃は東京では、まだ蝶々は現れない。桜の花の季節に紋白蝶が現れるのはどの辺りの地方なのだろうか。
子供の頃、私は蝶はどの花にも飛んでくるものだと思っていた。どの花でも卵を産むものと思っていたので、キャベツ畑でアゲハ蝶が来るのを待っていた。だから、私の虫篭は、いつも紋白蝶ばかりだった。はずかしながら、つい最近紋黄蝶が萩の葉に卵を産むと云う事をやくみつる氏から頂いた本で知った。そういえば我が家の萩の花に紋黄蝶がよくやって来ていた。良く見たらだいぶ黄色になったさなぎえを発見、せっかくだからと、進呈したら、”きちょうな物を有難う”と喜ばれた。