豪徳寺の『まねき猫』  ④  置物の招き猫

豪徳寺の『まねき猫』  ④  置物の招き猫

 

(5)江戸両国の2軒の遊女屋が金・銀の猫の置物を店頭に飾って繁盛したと云う(1780年頃)。このように、客を招くと云う所から、「福助」や;招き猫」の置物を店先に置く風習は以前からあったようで、これが“縁起物”として一般に広まったとするのが妥当なようだ。大森貝塚を発見したエドワード・モースのコレクションのある「ピーボディ博物館発行の「KANBAN」と云う本の中に『江戸時代の木製の招き猫の置物』(255X180mm)を見つけた。「福助」も同書に掲載のもの。