木版画 作品紹介20 ( 海 )

NO495 日本の歌故郷の歌より ( 海 )

(5) 海      【唱歌】(79) 大正2年      作詞 不詳   作曲  不詳

松原遠く 消ゆるところ(白帆の影は 浮かぶ

『うみ』と云えば、「海は広いな大きいな~」を思い浮かべるが、何故か文語詩調の難しい詩的な歌の方が好きだ。広い海を縦型の小さな絵の中で表現するのは難しく苦労した。

海・浜辺をテーマにした良い歌は多い。私の「海」は、千葉県の「富浦」で、子供の頃から海水浴に良く行った。砂遊び・磯遊び・釣り・貝拾い、蟹やセミ取り等思い出多いが、湾になっていたので、海の広さは感じなかった。松林が砂浜に続くとなると、三保の松原を連想していた。そのうちに「へどろ」で汚れた映像を見て夢が壊れていたが、今はどうなっているのだろうか。