木版画 作品紹介 21 うれしいひなまつり
(6) うれしいひなまつり 【童謡】(41) 昭和10年 サトウ八ロー作詞 河村光陽作曲
あかりをつけましょ(ぼんぼりに お花をあげましょ 桃の花
昭和10年サトウ八ローが娘に雛人形を買い与えた前後の作詞と言われている。18歳で嫁ぎ先が決まった矢先に結核で亡くなった姉を「官女」の姿と重ね合わせたとも言われている。晩年までこの曲を嫌っていたと言われているがなんとなく解るような気がする。我が家は男ばかりだったので華やかなひな祭りにはとんと縁がなく、あられを買って食べた位だった。
現在のひな人形には、何となく拒否反応が有り、へそ曲がりな作者は、江戸期の古い「享保びな」を採用した。案の定、この雛人形はおかしいとクレームが付いた。どこだか忘れたが、現在のルールと違っていたらしい。