花 日本の歌故郷の歌 かるた より
(37) 花 【歌曲】 明治33年 武島羽衣 作詞 滝 廉太郎 作曲
春のうららの 隅田川(のぼりくだりの 船人が
歌曲集「四季」の中の第一曲で、他に「納涼」「月」「雪」となっている。「花」は当時盛んであった漕艇の様子など、春の隅田川の情景が歌われており、日本人の手による歌曲の第一号であり、合唱曲としても第一号と云われる。今のコンクリートに囲まれた隅田川しか知らない私にはピンと来ないので、父が描いた〝大正初めの頃の隅田川のスケッチ〟を参考にした。
父のスケッチには、7人乗ったボートが描かれており、エイトなら9人の間違いでは・・・・との指摘を頂いた。父の絵には皆7人になっており、父が間違うはずはないとは思っていたが、少し不安になったので、昔ボート部だったという隣人にお聞きしたら、「昔は6人で漕いでいた」との事だった。