2013年5月22日 : 作品紹介
(30) 月の沙漠 【童謡】 大正12年 加藤まさお作詞 佐々木すぐる作曲
月の沙獏を はるばると(旅のらくだが 行きました
作詞の「加藤まさお」は竹久夢二らと並ぶ抒情画家・詩人で、結核の療養で訪れた御宿海岸の景色から発想したとされている。「沙」が砂浜の意味があると言われる。アラビアンナイトの遠い地の夢物語を絵本で育った私にとって、この歌はかっこうのバックミュウジックであった。なにか寂しいこの曲に心を奪われるのは何なのだろうか。